会社の将来を考えるとき
起業、あるいは、先代から引き継ぎし、がむしゃらに会社を経営してきた方々も、歳を重ね、高齢という域に達して、会社のみらいに不安を抱えるようになってきています。
実際、不安から、積極的な事業展開をしなくなり、業績にマイナスの影響をおよぼし、経営が低迷していくという悪循環に陥ることも少なくありません。
また、子供にみらいを託すという方法もありますが、お子さんがすでに就職している場合や、まだ年齢に達していない場合など、簡単にはいきません。
そのような状況では、つい、会社をたたむというような、悲観的な考えになりがちです。
社長一人の会社ではない
もちろん、社長自ら率先して働いてきた結果、現在の成功があります。
しかし、その姿を見て心から協力してくれ、困難があった時にもともに解決策を探ってくれた従業員たち。そんな従業員を支えてくれたその家族、もちろん社長自身の家族。
様々な便宜を図ってくれた出入りの業者の方々。そして、製造業であるならば、その製品を、サービス業であるならば、そのサービスを愛してくださった顧客の方々。
そのような、多くの人の協力があってこその成功ともいえます。
多くの人々の努力の結晶である会社、多くの人々から愛されてきた会社は、社長一人のものではないのです。
そうです、会社は、社長一人のものではなく、多くの人から必要とされているかけがえのない存在、これからも存続させていかなければならない大切な存在なのです。
みらいを託すM&Aという方法
では、みらいを託せる子ども、信頼できる従業員がいない場合でも、会社を存続させていくにはどのような事が考えられるでしょうか。
実は、あなたの会社のような事業を起こしたい、あなたの会社のような事業を自社の中に加えたいという個人、あるいは会社などがたくさんあります。
そのような社外の第三者に会社を託し、事業をけいぞくさせる方法があります。M&A(Merger And Acquisition 合併と買収)という方法がこれです。